台所は暮らしの中心を占める大切な場所。使い手の数だけ、台所のありようがあり、その人の知恵と工夫が詰まっています。「お米農家やまざき」山﨑家にお邪魔し、生活と仕事をつなぎ、家族をつなぐ台所を拝見しました。 山﨑瑞弥・宏 埼玉、茨城の10カ所の農地で無農薬・減農薬栽培による米作りを営む。“お米農家やまざき”として、生産者とクリエイターをつなぐプロジェクトにも参画。企画展やワークショップ、料理本の出版など多方面で活躍中。 www.okomeyamazaki.com (TOP写真) 農作業で疲れていても、「毎日ご飯を作って、家族で食べる時間を大切にしたい」と話す山﨑さん夫妻。宏さんは、共著のレシピ本『お米やま家のまんぷくごはん』(主婦と生活社刊)でも、全ての調理を担当した筋金入りの料理男子。 稲穂の海が、窓という窓の向こうに広がっている。台所からも、一家で囲む食卓からも見晴らせる、萌黄色のフルスク
