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ブックマーク / z99.hatenablog.com (2)

  • ナチュンの感想 - 幻想第一

    『ナチュン』を読んだ。1巻から3巻までをまとめて購入し、いっきに読みきった。 非常に面白い。そうか。フィールドワークの経験は、このような形でアウトプットすることもできるのか。 評価に値する人類学的な理論や知見が展開されているわけではない。しかし、あの、フィールドワークする者だけに見える特有の世界が、それなりの質感を伴って感じられるような作品は、滅多にないと思う。とにかく生々しい。 当たり前のことであるが、『ナチュン』はフィクションである。しかし、実在する場所と人物が、まるで実在していないかのような工夫がこらされたうえで描かれたようなフィクションといえる。 この漫画の舞台である場所で、私はかつて生活していたことがある。だからこそこの作品に私は、過剰な生々しさを感じてしまうのだろう。 相変わらず、同じようなセリフを喋るゲンさんに、なんともいえない懐かしさを私は感じた。 ゲン 「重森。お前は彼女

    ナチュンの感想 - 幻想第一
    honeybe
    honeybe 2014/05/16
  • 『TOKYO 0円ハウス 0円生活』に感動 - 幻想第一

    読書をして興奮したのは随分久しぶりのことである。 ついさきほど、私は下記のを読み終えた。 TOKYO 0円ハウス0円生活 作者: 坂口恭平出版社/メーカー: 大和書房発売日: 2008/01メディア: 単行購入: 12人 クリック: 147回この商品を含むブログ (35件) を見る 「ホームレスの住居に関するフィールドワーク報告書」と言ったらいいのだろうか。いや。「都市の狩猟採集民の民族誌」と言ったほうが適切かもしれない。 書では、所謂「ホームレス」と呼ばれるような人々が、「住居」と「仕事」と「生きるために必要な思考能力」を兼ね備えた十全な存在として描かれている。隅田川、多摩川、名古屋、大阪。筆者の坂口氏は様々な地域の「ホームレス」を訪ね歩き、機能的かつ合理的な彼らの住居と、彼らの「豊かな生活」を、次々に発見していく。 たとえば、隅田川に住む鈴木さんは、坂口氏に最も影響を与えた人物で

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