大阪の週別新規感染者数。大阪府では2020年1月29日~6月13日を「第1波」、6月14日~10月9日を「第2波」、10月10日~2021年2月28日を「第3波」、3月1日~6月20日を「第4波」、6月21日以降を「第5波」として分析している(出典:大阪府感染症情報センター) 東京での新規感染者の拡大に歯止めがかからず、「このままでは医療崩壊。第4波の大阪の二の舞いになる」という声も聞かれるようになってきた。 【関連画像】倉原優(くらはら・ゆう)国立病院機構近畿中央呼吸器センター呼吸器内科医。2006年滋賀医科大学医学部医学科卒業。日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医、日本感染症学会感染症専門医。 2021年3~5月の「第4波」では、「地獄の大阪」と呼ばれるほどの修羅場を大阪の医療現場は経験していた。このとき現地で実際に何が起こっていたのか。外科医の中山祐次郎氏が、近畿中央呼吸器センターの呼
