Appleの100%子会社 Claris International Inc. が提供するノーコード・ローコード開発ツール「Claris FileMaker(クラリスファイルメーカー)」は現場ユーザー自身によるシステム構築を40年前から支援してきた。今回はClarisの森本和明さんにFileMakerの製品コンセプトを聞くとともに、現場のさまざまな課題をFileMakerで解決してきた角川アスキー総合研究所の取締役である吉川栄治さんに話を聞いた。 40年前に生まれたFileMaker ― 現場の人がシステムを作る世界観 「FileMaker」が誕生したのは、今からなんと40年前、1985年のこと。初代バージョンがリリースされて以来、FileMakerが一貫して追求してきたのは、「現場のユーザー自身が、課題解決のためにシステムを作れる」という価値だ。 従来のシステム開発は、あくまでプログラム
