任期満了に伴う宇都宮市長選は10日告示され、いずれも無所属の現職と新人3人が立候補し、7日間の選挙戦に入った。 立候補したのは、6選を目指す現職佐藤栄一さん(63)=自民県連、公明県本部推薦=と、公益財団法人理事長の荒木大樹さん(53)、市民団体「宇都宮市のLRTに反対し公共交通を考える会」代表の上田憲一さん(87)、元茨城県つくば市副市長の毛塚幹人さん(33)の新人3人。 最大の争点となる次世代型路面電車(LRT)の宇都宮駅西側延伸計画について、佐藤さんが「延伸に伴い、再開発を進めて人口減社会でも支えやすい都市に変える」と第一声で述べたの対し、荒木さんはLRTの是非を住民投票で問うとした上で「バス高速輸送システム(BRT)による完全自動運転のまちを目指す」と演説で明言。上田さんは「LRTが路面を通ると、現在(片側)3車線の駅前大通りは1車線になり、渋滞は周辺の道路にも及ぶ」と訴えた。LR
