東京のベンチャー企業「ispace」は6日、日本の民間として初の月面着陸に挑戦しましたが、月着陸船との通信の回復が見込まれず、着陸に失敗したと発表しました。企業は「明らかになっている事象を元に原因を解明していきたい」としています。 「減速できずに月面にぶつかった可能性」 東京のベンチャー企業「ispace」が開発した月着陸船は6日午前3時すぎに月面への降下を始め、およそ1時間後の午前4時17分、月の北半球のクレーターのない平たんな場所に着陸する予定でした。 しかし、着陸予定時刻を過ぎた午前4時半すぎ、企業は「月着陸船との通信が確立できていない」と明らかにした上で、午前9時から会見を開きました。 この中で袴田武史CEOは「通信の回復が見込まれない」などとして、月面着陸は失敗したと明らかにしました。 会見によりますと、着陸船との通信が途絶える前に送られてきたデータからは、 ▽月面の上空、高度1
